2009年11月30日月曜日

【ビジネス書】藤原和博著『35歳の教科書』

肩書きナシでも勝負できる力をもちたいなあ・・・と思ったワケ 藤原和博著『今から始める戦略的人生計画 35歳の教科書』 【マインドマップ】 【ワケ】 ●組織にドップリと依存していると、組織外で通用しない人間になってしまう?! では、詳しく紹介しましょう。

●組織にドップリと依存していると、組織外で通用しない人間になってしまう?!

確か私がこういったことを意識し始めたのは、先輩の同僚の方の中に、

家庭も仕事も大切にし、しかも楽しんでいる方との出会いがあったからだと思います。

しばらくして、勝間さんの『効率が10倍アップする新・知的生産術』が広まる中、

私も読書会や勉強会に参加するようになりました。

組織の外で活躍する方に「ナマ」でお会いするようになって、

皆さんのモチベーション、意識の高さに私も刺激を受けるようになりました。

その方達は決して流行りで参加されているのではなく、

「肩書きではない、自分の力をつけたい」

と、時間を投資して集まっているのです。

この本は、少し前にNHK「知る楽」でも勝間さんがインタビューした、

元リクルート社員、義務教育初の民間人校長だった藤原和博さんが、

「あなたは今の自分の人生に、満足ですか?」

と語りかけるところから始まります。

私としては、民も公も両方を経験された藤原さんのお話ということで、

かなり贔屓目に読んでしまっているかもしれません・・・(;一_一)

かつて猛烈サラリーマン!(組織ドップリ)

しかもこれだけの実績を残している!(組織ドップリ)

だけど・・・病気も経験した!(ムムム?これは?)

その藤原さんのお話を、今、猛烈に働いている自分に疑問を持ち始めている、

もしくは少しこの先の人生に不安を感じ始めている、

30歳代半ばから40歳代の方にぜひ読んでいただきたいな~

個人的には、同業者の方のおススメします。

私がこの『35歳の教科書』を読んで、フックにかかったキーワードは次の2つです。

●組織内自営業

●演じる

肩書きに頼らずに勝負するには、勝間さんの『目立つ力』で書かれていたように、

目立つための技勝負できる技が必要になるわけです。

藤原さんも同様で、それを見据えて「戦略的に時間を投資する」

と、言っています。

具体的には、

 「仕事に打ち込める可能性のある3000時間のうち3分の1の1000時間を本業に投資し、

 残り(3分の2)の2000時間を戦略的に別のことに投資する~」

なるほど・・・Googleも社員にこういったことを課していると聞いたことがあります。

それらの投資があって初めて、

組織の中で自営業できるだけのスキルを身につけることができるのですね。

「演じる」については、自分のことを客観的に見つめながら「演じる」余裕をもち、

自分の人生を自分で仕切っていく、創っていくということです。

特に、「目から鱗!」だったのは、これからは「教師を演じる」という意識が必要だと

書かれていました。

藤原さんは、これらのことを「劇団ひとりひとり」と表現していましたが、

まさにその通りで、ひとりひとりがちょっと引き気味に自分を見ながら、

(「あれ、私今、腹なんかたてちゃって・・・」という具合に)

成功も失敗も経験する距離感をもちたいものです。

【教育に活かす!】

●ロールプレイ

大人と同様「演じる」ことが大切なのは、子ども達も同じです。

その「演じる力」は、どこで発揮されるかというと・・・「イメージする力」。

相手の気持ちを想像したり、問題の解決方法について見通しをもったり・・・

でも、体験できることは限られますよね。

せめて疑似体験、ロールプレイでもいいからやってみることが

イメージ力を磨く一歩になるのではと思います。

●力

思わず納得した「つけたい力」は、「集中力」と「バランス力」の2つ。

この2つを「~10代の終わりまでに身につけておきましょう!」

と藤原さんは言っています。

「集中力」をつけるのに、対象は何でもいい。

とにかく「何かひとつの物事に集中する癖」は、

大人になってから身に付くものではないからです。

もう一つの「バランス力」は、

「~世の中全体と自分との的確な距離感を保つ訓練をする」

を指しています。

よく「みんなと仲良くしましょう」と言われますが、

このバランス力を身につけるためのものだと腑に落ちました。

「~特定の友人とはベタベタなのに、

そうでない人にはまったくと言っていいほど寄りつかない人がいます。」

とありますが、これは子どもに限ったことではありませんよね。

大人でもあります!だから意識して訓練をしていきたいものです。

●やめる

「やめる」・・・何を?

それはTVと携帯です。

藤原さんが2年半ほどヨーロッパで生活をした時、

中産階級の家庭のリビングにはTVが置かれていなかったそうです。

つまり、「リビングにTVがあるのは、会話を楽しむだけの教養がない証拠」

というイメージなんですね。(ガァ~ン<`~´>)

日本は・・・かなりの確率でリビングにTVが、しかも大型サイズが殿様のように

鎮座しています(;一_一)(我が家も・・・)

そんな殿様のようなTVを移動させるのは、家庭の事情があるでしょうから、

せめて観る番組をピックアップするなどの工夫は、

TV移動作戦の第一歩としていいのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

参考になる点などありましたら、コメントをいただけると励みになります。

どうぞ宜しくお願いします。

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