2009年11月21日土曜日

【ビジネス書】鹿田尚樹著『大事なことはすべて記録しなさい』

私が「失敗」を記録していこうと思ったワケ 鹿田尚樹著『大事なことはすべて記録しなさい』

【マインドマップ】

【ワケ】 ●「記録」は自分だけの「道」をつくること

では、【ワケ】について詳しくご紹介しましょう。

本書の冒頭のに、「大事なことって何?」と書かれたページがあります。

そこには、「大事なこと」=「あなた自身のこと」と書かれています。 「あなた自身のこと」は、「これだけネットが発達しても検索することができない」 と著者鹿田さんは言います。

そうなんですよね。

例えば、私の名前を検索したところで、私がこれまで経験してきたこと、 成功、失敗、思いなどは決して出てきません。 何らかの形で記録しておかなければ、記憶のかなたに押しやられてしまいます。 私はこの冒頭のページを読んで、 自分がこれまでしてきた全ての体験が、唯一無二の体験であること、 自分だけではなく、周囲の皆さんの体験も、唯一無二の体験であることに、 尊さと同時に、もっと自分がしてきた体験、思いに自信と誇りをもってあげたいという思いが湧き上がってきました。 特に、なかなか抜け出せなかった苦い思い出などは、格別に愛おしく感じてきます。 幸いここ数年はブログやアナログの日記に綴っているので、記録に残すことができていますが、 それ以前の、仕事関係のノートは、「新しいものを作るんだ!」などと 変なこだわりから処分してしまったことをとても後悔しました。 先日読んだ、美崎栄一郎さんの著書『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』でも、 仕事を進める際の「PDCAサイクル」で、特にC(点検)とA(改善)を記録に残す、ということが 書かれていました。 美崎さんの著書を読んだ後、かなり意識して実行の後のCとAを記録に残すようになりましたが、 本書でも、そのCとAがその人のフィルターを通した体験なのだから、 記録しなのは”もったいない”というところで、お二人の著書が私の中でつながりました。 【教育に活かす!】 かなり活かしたいことが盛りだくさんでした。 その中でも選りすぐっての次の2点です!

●読書はPREP法

●子どもだって記録しなさい! ●【読書はPREP法】について PREP法とは・・・ 「P」・・・ポイント(POINT) 「R」・・・理由(REASON) 「E」・・・エピソード(EPISODE)たとえ話(EXAMPLE) 「P」・・・ポイント(POINT) 詳細は本書を読んでいただきたいのですが、私はここを読んで早速実践しています。 いえ、もともとやっていたようなのですが、きちんと読書法として確立して行ってきたわけではないので、 自分の行動を文章で読むことで整理していただくのは、自信にもなりますしやることが焦点化されてきます。 実際、この本を読みながら、新たな「P」を探している自分がいました。 これを子ども達にも意識させていくと、説明文などの要旨をつかむ場面で力がついていくのでは・・・ と思いました。 ●子どもだって記録しなさい 例えば、宿題をするのに何分かかっているのか?とか、 ゲームは無意識だと何分くらいやってしまうのか? などの記録をとっていくと時間を意識する姿勢が生まれるのでは?と期待をもちます。 よく、「これをあと3分でやろう!」と提案することはありますが、その子自身が少しずつ時間を意識する態度をもてるようにする には、教師主導ではそれは育ちません。 継続的にやってみる価値は大いにありそうです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

参考になる点などありましたら、コメントなどいただけると励みになります。

どうぞ宜しくお願いします。

1 件のコメント:

  1. ブログでのご紹介、また丁寧に感想を書いてくださり、ありがとうございます!
    またいくつか参考になる部分があったと感想を拝読して、とても嬉しいです(笑)
    こうして紹介していただけてとても良かったです。
    これからもまた楽しみにしています!

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