「よ~し!やってやろうじゃない!」と密かに決意したワケ
【ワケ】
「やればできる」
この言葉を自分の口から伝えたり人から聞いたりしたことは、一度は誰しもあるのではないでしょうか。
私も子どもの頃から、両親だったか学校の先生だったか、もしくは本などで見聞きしたことがありました。
「やればできる」の相対する言葉は、「やらなきゃできない」。
これは確かにそうですよね。
そもそも事をやり始めなければ、できるも何も事は始りません。
ですから、本を読む前の私のこの言葉のとらえ方は、「やってもできるかどうかはあなた次第」でも、
「やり始めなければ、何もはじまらないよ」でした。
何もやらずに不安ばかり募らせている子ども達には、
「やり始めなければ何も始まらないよ」ということを伝えるために、
この言葉を投げかけていました。
実際私自身はどうだったのでしょうか?
「やればできる」を実現、実感したことがあったのでしょうか?
「子ども達に言うならまずは自分でやってみよう!」がモットーの私は、
「どのようにやればできるの?」をフックに本書を読むことにしました。
本書は、「やればできる」の「やれば」の所に焦点を当て、「何をやればできやすくなるのか?」を勝間さんの体験を照らし
合わせ、それを4つのフレームワークで解き明かしていったものです。
【マインドマップ】
●4つの力
勝間さんは「やればできる」を実現させるためには「タダメシ」(まあ~そりゃそうだ・・・)はなく、
4つの力を身につけることが適切な努力だと言っています。
それが以下の力です。
●しなやか力・・・「まわりに貢献できるような自分の“長所の種”を見つける力」
●したたか力・・・「周囲との関わりの中で、長所だけに集中する力」
●へんか力・・・・「長所を周囲の環境変化や成長に応じて、変え続けていく力」
●とんがり力・・・「「あの人だったら何かをしてあげよう」と商品として認められる力」
これは「ハイそうですか」と言って、すぐに身に付くものではありませんね。
勝間さんはこの力を、まわりの人の力を借りながら身につけていこう!と言っています。
特に心に残ったところをいくつか・・・。
まず一つ目は「しなやか力」。
人との関わりの中で、「相手のいい所に目を向けよう」とよく言われます。
自分以外の人なら比較的見つけるのは容易でも、それが対自分だと頭を抱えてしまいます。
そんな時は客観的に自分を見ることができるように、
「ストレングスファインダー」「MBTI」を受けてみるといいそうです。
これは私の体験なのですが、面白いことに自分の「強みは変わる」ということです。
私は2008年、2009年の2回、「ストレングスファインダー」を受けました。
その間、私なりに随分物事の見方、考え方が変わってきたと感じました。
(だから2回目を受けたのですが・・・)すると変わらなかったのは5つの内2つで、
あとは新しい強みに入れ替わりました。
この事から、自分が自分を変えようと本気になった時、人は変わるということです。
少し話が横道にそれてしまいましたが、
客観的に人に「あなたのいい所はココだよ」と教えてもらうのは、
意外な自分の良さもわかり、いろいろなことにトライするきっかけにもなります。
とてもおもしろいので私もぜひこの「第3者の目を利用する」方法をおススメします。
今回もう一つ勝間さんがススメてくれているのは、「自分史をつくる」ことです。
「~自分がいままでどういうことをやってきて、どういう人生があって、
将来どういうことをやりたいかという、自分の人生年表をつくってみるのです。」
「~意外と何が成功体験で、自分としてはどこにこだわりたいのかが見えてきます。」
これも実際かいてみました。
私の場合はマインドマップでかくことにしました。
マインドマップの良さは、かいた後全体を見渡すことができるので、
より全体のつながりを掴みやすいということです。
かいてみて気づいたことは、私が心からコレ面白い!楽しい!充実した!と感じた時には、
いつもその周りには仲間がいたということです。
えっ?そんな事?とおもわれるかもしれませんが、
私にとってはその時々で気づいていても、それが繰り返されていることをわかっていませんでした。
それがマインドマップをかくことによって、全体をみることができたので、つながりがハッキリ見えてきたのです。
二つ目は「へんか力」。
勝間さんはこれまでに、
「1日の中で30パーセントを、自分にとって緊急性は低いけれども、
必ず将来の時間の節約に役立つ取り組みとして投資しよう」
と著書などでおっしゃってきました。
おっしゃっていることはそれ程以前と大差がないと思うのですが、
読んでいる私が変わったのか、この「30パーセント」のとらえ方が広がったように感じました。
以前は、自分の将来全般に渡っての投資(たとえば運動、独立を考えているならその準備など・・・)
としてとらえていたのが、仕事そのものに対して目の前のことだけをこなしているのではなくて、
新しいことに常にチャレンジすることを投資としてとらえることができました。
今はすぐには役にたたないかもしれないけれど、
「しなやか力」で見つけた長所を「したたか力」でリーダーシップがとれる程の強みに育てていく。
その強みは、環境に応じて求められる形に適応させ、
常に変化に対応できるように「へんか力」によって準備を怠らない。
これら3つの力を統合させ、応援団がつくほどの「とんがり力」をもてるようにすれば
「やればできる」ようになれるかも・・・???
むむむ???確かに難しそうです・・・
ただ、たった一度の人生、トライしてみるのも面白そうです。
大切なのは、結果ばかりに目を向けてしまうと辛くなってしまうので、
あくまでも楽しく続ける仕組みを、楽しく作ることだと思います。
そうじゃないと、正直辛いし、シンドイし、長続きしません。
だって、この4つの力を身につけることは、そんな短時間にできることではないからです。
【教育に活かす!】
●長所を伝える
私が本書を読み終えた後に、NHK「ようこそ先輩課外授業」に勝間さんが出演されました。
母校の子ども達に、自分の長所に気付かせるという授業展開でした。
自分の1日の生活の中で、最も楽しいと感じる時間帯を見つけさせ、
それを人に役立つ得意なこととして結びつけていました。
その場面をみた時、「ああ、私が教員として子ども達に伝えたいことと、
勝間さんがこの授業で伝えたいことは同じだ」と感じました。
番組の中で子ども達は、友達や勝間さんに自分の長所を指摘されて、
意外だったりうれしそうだったり感じているようでした。
子ども達にとって今回の体験は、後々までに心に残る、
そして、いつかどこかで自分の良さを見失った時に心の杖となるのではと思います。
本書でも4つの力の基礎は「自分の長所」でした。
大人も子どもも関係なく、自分の長所に自信をもって「やればできる」ことを増やしていきたいものですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
2010年がいよいよスタートしました。
ブログを書くことを通して、自分の伝える力、
つなげる力を更にレベルアップさせていきたいと
思っています。
「ワクワクしながら、自分の良さを存分に人々に貢献させたい!」
これが新年にあたっての私のモットーです。
どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
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