『ブレインダンプ』谷澤潤著
【問題】
◉マインドマップとの関わりは?
◉ブレインダンプの具体的方法は?
【予想】
◯マインドマップとの関わりは?
著者がマインドマップ信奉者ということなので、
密接な関わりがあるのは間違いないでしょう。
でも、あえて題名を「ブレインダンプ」としたからには、
更に踏み込んだ独特のノウハウがあるはずだと思いました。
◯具体的方法は?
その名の通り、「全て出し尽くす」という程度のことはわかります。
では、どのようにして「全てを出し尽くす」のでしょうか?
出し尽くす「コツ」のようなものがあるのでしょうか?
そのあたりを知りたいです。
【わかったこと】
◎ツボ
以前読んだ和田秀樹さんの著書に「メタ認知」という言葉が出てきました。
その事と通じる所があります。
つまり世の中には「アイデアの出し方」に関するノウハウがあふれていますが、
「自分にとってどんなシチュエーションが最もアイデアが出やすいか?」
ということをメタ認知しておくことが大切だということです。
いうなれば自分にとっての「アイデア創出のツボ」を心得るのです。
ちなみに・・・私にとっての「ツボベスト3」は、
第1位 オーディオブックを聞きながら走る
第2位 夕方から夜にかけてカフェで読書
第3位 「世田谷ベース」視聴
◎脳のトリセツ
不思議なことですが、
「脳は自分のものであって自分のものではない」
ということです。
集中したいのに思うようにできなかったりすることは誰しもありますよね。
「脳は勝手」だということをわかった上で、まるで子どもをしつける様に
「アメとムチ」を使い分けることが「脳のトリセツ」重要事項です。
◎ブレインダンプの方法
1.以下4つの内容を全て紙にかき落とす。
●したいこと、なりたい状態をかく
●しなければならないことをかく
●仕事上のアイデアをかく
●困っていること、気にかかっていることをかく
2.以上をかき出したら比較検討し、優先順位をつける。
3.優先順位に従って「To Do」リストをつくる。
4.あとはひたすら順番に従って行う。
もし、途中でやりたいことが発生したら、とりあえずリストの最後に入れて
初めに作った順番に行う。
【活かす!】
★ツボを探す
これは大人だけではなく、子どもにも使えます。
どんな時に自分は集中できるのか?
を意識させることで、集中していない自分に気づかせることもできます。
脳科学者の茂木健一郎さんが、「瞬間集中法」を著書の中で仰っていましたが、
そうは言ってもなかなか集中できない子ども達もいます。
まずは、集中している自分としていない自分がいるということに気づかせてみたいと思います。
★ブレインダンプ
先日の理科の授業で、私は子供達に次のように投げかけました。
「モンシロチョウについて知っていることをかいてみて」
誰が何を学ぶにも、予めどの位知っていることがあるのか?
を教える側が知っておくことは教師の常識です。
ですが、「学び方を学ぶ」視点から考えるとそれだけでは「自ら学ぶ」ことには
つながっていきません。
いつも見ていてくれる大人に依存した学習は身につかないのです。
「自分はこのことをここまで知ってる」
「もっとここを詳しく知りたい」
そんな風に思える子どもや大人は毎日を楽しめるはずです。
定期的にブレインダンプをして、自分の脳を最新バージョンに保てるようにしていきたいですね。
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