2010年10月24日日曜日

ラジオ版 学問ノススメ 乙武洋匡(元小学校教諭)

私が今イチオシのPodcast
「ラジオ版 学問ノススメ」



































著名人が最近出版した本を紹介しながら、
それにまつるエピソードをじっくり教えてくれます。
最近聴いた回は、『五体不満足の著者で有名な乙武洋匡さんです。
昨年度の3月まで学校現場にいた乙武さんが、
その体験をもとにして書いた『だいじょうぶ3組とからめて教育への思いを語ってくれました。

【『五体不満足』との出会い】




もう10年近く前になるのでしょうか。
電動車イスに乗って爽やかに笑っている乙武さん。
もう既に現場で教師として働いていた当時の私には珍しく、
繰り返し何度も本を読んだ記憶があります。

【ちょっと待ってよ乙武さん!】

Podcastは通勤帰りの車の中で聞きました。
正直に言うと…聞いていてあまり気分が良くはありませんでした。

「学校は窮屈だ」
「社会人の常識は、ホウレンソウ~でも、担任として子ども達の為にあえて怒られることを
相談なしにやった。」

確かに、子ども達にも保護者にも受けはいいでしょう。
でも~組織で生きる云々ではなくて、
学校はチームプレーだということを忘れてはいけないと思うのです

私達教師は、子ども達にとってあくまでも「通過点」です。
あつまる子ども、教師の色が違っているのは当たり前です。
押さえようとしても、滲んででてくる色はクラスによって違います。
でも、ルールは守らなくてはいけません。
その部分を子ども達は見ています。
納得がいかなくても、トコトン話し合って決まったことには協力するのがルールです。
それを教えるのが、教師や大人の役目ではないでしょうか。

それこそ、他のクラスの子ども達や保護者の方達からの信頼を失います。

と~こんな感じだったので、このまま聞くのを止めようか~とも思ったのですが、
やはり『五体不満足』からのおつき合い、
また、若い方の意見を聞くことも大切だと思い直して次の日の学校帰りに聞く事にしました。

【乙武クンの担任の先生に会いたい!】

この番組の最後に、恒例の質問があります。
「心に残る先生は?」

乙武さんにとって心に残る先生は、
小学校の1~4年生の担任の方だそうです。

そのエピソードを聞いて、やっぱり聞き続けて良かった!
とスッキリした気分でした。

詳しくはPodcastを実際に聞いていただきたいのですが、
私がそこから得たことは、
「子どもの為に何かをするには、大人が自律し自我を脇へおく厳しさが必要」
ということです。

ぜひ、皆さんのフィルターを通してこの話をPodcastで聞いてみてください。
この担任の先生に会いたくなりますよ!

【活かす】

一億総教育評論家~みんな学校教育を受け、賛成、反対いろんな意見をもっているでしょう。
でも、それはあくまでも主観です。
私達教師はプロなのですから、自分の経験から離れる必要があります。
迷いながら、悩みながら、それでも明日はくるのです。
プロとしての専門性をもつためにも、
様々な方面からの意見を聞く耳を閉ざさずにもちたいものです。

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